外壁塗装・屋根塗装の費用の仕組み
外壁塗装・屋根塗装の費用は、まず施工面積によって変わってきます。
ここで重要なことは、「開口部を除いた面積で計算がされているか」ということです。開口部とは窓やドアのことです。
窓やドアには塗装を行いませんので、開口部の面積は除外する必要があります。
しかし、塗装面積を実測でなく図面からざっくり出すような大雑把なやり方の会社は、開口部を除外しないで計算を行うことがあるようです。
「面積を測らせてください」と言わずに見積もりを出してくる会社にはご注意ください。
塗装面積が同じであれば、どの家も費用が同じというわけではありません。
お選びになる塗料や、お住まいの屋根・外壁の素材、劣化状況などによっても変化してきますし、⽴地条件によっては足場の組み方が変わってくることもあります。
「見積もりをどう見たらいいかわからない」「複雑でよくわからない」と感じていらっしゃる方も多いかと思います。
弊社のお見積りは、なるべくわかりやすく、各項目を詳細に記載しています。またお⾒積もりでわからない所があれば、お気軽にお尋ねください。
外壁塗装・屋根塗装の見積もりの見方
外壁塗装、屋根塗装の見積りの明細例です。
① 足場架設です。相場としては、だいたい15万円~25万円程度が目安です。
② シーリングの費用はお住まいによって変わり、外壁材がサイディングの場合は多く、逆にモルタル住宅では少ない傾向があります。
打ち直しで1,000円前後、打ち増しだと500円前後が目安となりますが、単価はシーリング材によってかなり変わります。
③ 高圧洗浄は、外壁塗装の下地処理として非常に重要な過程となりますので、省かれていないか確認しましょう。
④ 屋根塗装は下塗り、中塗り、上塗りの他、タスペーサーや下地補修などが入ります。単価は塗料のグレードによって違ってくるほか、一般的に屋根の勾配が急なほど高くなります。
⑤ 外壁塗装も屋根と同じく、三度塗りが基本となります。単価は塗料によって大きく異なります。
⑥ 付帯部はお住まいによって異なりますが、軒天、破風、鼻隠し、雨どいの他、水切り、雨戸、シャッターボックスなどが入る場合もあります。
⑦ 移動交通費や廃材処分等の雑費を最後に記載しています。
このように、見積書に作業内容や使用する材料、単価や施工する面積などがはっきりと示されていることで、「何をどこまでやるのか」がよくわかります。
「〇〇工事一式」などといった曖昧な記載にはご注意ください。
これらは珍しいことではありません。これらの失敗を経験されたお客様にも複数お会いしてきました。だからこそ、後悔しないリフォームのためにも、『どこに依頼するか』が⼀番⼤切なのです。